空挺作戦の現実4



海上に降下する第1空挺団だが、この隊員は、着水のための操作がちょっと
遅いよ。
左の空挺隊員のように、着水直前に、肩部離脱器を外して、落下傘を切り離さな
ければならない。
先の隊員は、この操作がちょっと遅かったようだ。
落下傘を見事に外して着水。これはウマイ。
肩部離脱器を左右同時に外さないと、こうなってしまう。失敗例だ。落下傘が外
れないと、着水した隊員の上に落下傘が覆いかぶさってくるため窒息してしまう
キケンが。
へたな着水に対する厳しい評価をするのは旅団長よりも、保田の住民だ。
「今年の、わけぇぇのは、へたじゃい!!」とか。


千葉県安房郡鋸南町の保田は、第1空挺団がレンジャーなどいろいろな訓練をし
ているため、保田の住民たちは、毎年の空挺隊員たちの技量を密かに比べては評
価している。