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戦車兵神博行の自衛隊チェック96

(風雨で連隊旗の竿が・・)


『必勝72戦車連隊の登場』


 古巣の72戦車連隊が登場した、車輌部隊では最後尾だ。
連隊旗は前傾姿勢になっている、要領より心意気の問題だね。
『風にひらめく連隊旗〜・』なんて歌ってられない必死さが伝わってくるね、頑
張れ戦車連隊!
『戦車連隊旗が半旗に…』


 後日この風雨で連隊旗の竿が折れたらしいと聞いた。
その事実を裏付けるものを目撃した。
10月に行われた北恵庭駐屯地の記念日で記念式典の最中に72戦車連隊旗が突
然ずり落ち、半旗になってしまった。
『頭〜ぁ、右!』


 中隊旗を倒しているのは観閲官(7師団長)に対して『かしら〜ぁ、右!』と
無線から号令が聞こえ、頭を右に向けるタイミングである。
『水飛沫を上げながら進む90戦車』


 操縦手の頭の位置が砲塔の真下にある、観閲行進の場合操縦手は座席を下げて
ハッチを閉める密閉操縦では無く、座席を上げてハッチを開放した状態で操縦を
する。
『雨の中行進する90戦車』


 きっと操縦手の顔には雨が叩き付けられて、泥の粒が痛いくらい当たっていろ
ことだろう、経験者だから解る。

続く