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海上自衛隊インド洋派遣とパキスタンの関係




まず、この表ではパキスタンに注目。
国名の右は、インド洋で、海上自衛隊から給油を初めて受けた年月日。
つまり、パキスタンが、最新参モノだ。

右では、水の補給回数が77回という点。
赤は、艦船用燃料、青は航空燃料、ブルーは水。
77回の水の補給は全て、パキスタンへのものということがわかる。
燃料のほうも、新参ものパキスタンのくせに、つまり、作戦期間が短いくせに、
米国に続いて2位である。

この資料を作成公開した防衛庁(省)・海上幕僚監部・防衛部は言う。

パキスタンへの給油給水は、軍事作戦支援というよりも、あきらかに経済支援です。
日本の支援がなければ、パキスタン海軍は、港からほとんど出てこないでしょう。
燃料と水を貰いに出てきてるという感じです。
つまり、対テロ特措法によるインド洋派遣給油給水作戦は、
パキスタンに対しては、単なる経済援助です。

このような口頭説明をすることからも、海上自衛隊が、
インド洋派遣作戦から早く足を洗いたいという本音がよくわかる。

対テロ作戦としての側面から見る軍事的成果。
このデータ公表意図として、海上自衛隊のインド洋撤収願望が見える。