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戦車兵神博行の自衛隊チェック124

(自衛隊作業車等の免許について)


『移動式クレーン』


 自衛隊の移動式クレーンは民間の物だが、いろんな種類があるようだ。私は第
三施設団で移動式クレーンの免許を取得した際、訓練で使用した移動式クレーン
はいろんなメーカーのクレーンだった。
古い物から比較的新しい物まであった、ついでに玉掛け免許も取得した。もちろ
ん無料だが、誰でも教育訓練に参加出来る訳では無い、希望すれば免許が取れる
訳では無いのだ。
『廃車になった装輪車』


 施設科の隊員でも取得させて貰える訳では無い免許を戦車隊員の私が何故取得
出来たのかと言うと、いろいろ努力した結果だ。そして施設科の隊員でも一部の
者しかとれない特技も私は取得している。初級施設器材操作課程である。
『小型ドーザーやバックホー』


 そこでは写真の器材を使って教育訓練を受けた、施設科の隊員でもこの特技が
無いと使えない、戦車部隊に無い装備だが特技を取得した後に民間の作業免許も
取得しに行った。

『多連装ロケット発射機』


 駐屯地の面積がいくら広くても勤務する隊員がその分多かったり、部隊数も多
かったりするので戦車や車輌等の駐車場に場所が取られるので決して「広い」と
言えない部分もある。
『ロケットを積む車輌か?』


 例えば北海道は車社会である、交通の便も東京の公共交通機関と違いそれほど
スムーズには行かない面もある。すると営内に住む隊員でも車を所有したいと希
望しても「駐車場が無い」との理由で許可が下りない場合も多い。
『整備中か?』


 営外者も通勤で車を使う者もいるが当然駐車場が無いと乗り入れ出来ない、厳
しい現実があるのだ。無許可だと大変だ、いろんな事情があるのだ。
しかし営内者や若い隊員の場合車を購入するのにいろんな条件をクリアしないと
いけない、現金で車を買って手元に50万円が無いとダメとか各部隊で決りごと
がある、はっきり言えば車を持たせたく無いのだ。
 交通三悪などの交通違反を起こされては部隊の成績に関わるので出来るだけ私
有車の保有は認めていないのが現状だ、しかし若い隊員達は闇で私有車を持って
いる者いる。
『武器隊では洗車機で…』


 春先になると残雪を洗車機の水圧で溶けかかった雪を一気に吹き飛ばす光景が
見られる。
 しかし、防寒服であるパーカーの下に着込む中衣(薄茶色の服)を着て作業す
るのを見たことが無い。つなぎの整備服も余り使用しない、あくまで制服である
作業服を着用するのが基本だ。
部隊によって規律も士気も違う。

続く