戦争・軍事 |中南米

ジャングル戦散開訓練




中央にいるのが、ソ連製AKM小銃と、実弾120発を持つカトケン。
BLI(ジャングル戦闘専門部隊)の散開訓練で、散開する兵士の方向と距離を
確認している。
なんか、教官みたいだね。でも共産軍の教官なんかしてないよ。

 教官ではないんだけど、行方不明兵士の捜索をやっていたので、散開してゆく
前に兵士の数とか特徴をかなりしっかりと確認しておこうとしているところ。外
国人の顔は似たように見えてしまうので個人認識は、装備で記憶にとどめるよう
にしていた。軍オタとしての苦肉の策だ。

写真のチームでは、後方警戒をしていない。後方警戒をやらせると、任務に一途
な兵士の場合、後ろばっかり見ててはぐれて迷子になっちゃうから「後方はやら
なくていい」と指導されていた。こういうところが兵隊のレベルに合わせた戦術
の重要性だ。後方警戒はしないという前提で、ユニットをジャングルに展開させ
るのだ。また、数人のユニットで360度全周囲戦闘態勢をやって銃撃戦を終え
ると、もともとの前進方向がわからなくんなってしまう方向オンチ君が多いの
で、特殊部隊の真似事のようなことやると、かえって部隊がバラバラになっ
ちゃって同士討ちになったりとか危ないのだ。

続く