活動通信アナリストの眼


渡辺真由美のフリー・通信アナリストの眼


商品企画
推定3万人のパワーユーザーに何を売れば儲かるのだろうか。
IT業界はファストフードとコンビニのお得意様だ。深夜作業は当然、24時間稼動がし
ばしば求められるSEやプログラマにカップラーメン愛好者は多い。中には残汁を捨て
ないでご飯にかけて食べる人もいた。きちんと統計を取ったわけではないけれど、
カップめんはIT産業従事者のファストフード購買シェアで一位ではないかと思う。す
ぐ食べられ、保存もきき、安く、しかも美味しいカップめんは他に追従を許さない。
みずほ危機の際にはカップめんは大活躍したに違いない。カップめんの最大の敵は、
健康美食の意識ではなくて、同じくファストフォードの王者、マグドナルドではない
かと思うが、マックがカップめん市場に参入したら、面白いかも
 *地名がマーケティングの重大要素のラーメン。クリックで背景色が変わります*
私はパソコン10台飼っている推定3万人のパワーユーザーもカップめん漬けではない
かと思っていた。根拠はないけど、私の知るエンジニアは皆そうだったからそんなも
んだと思っていた。予想外にも彼らは(とはいっても数人としか話ししてませんが)
まともな生活者であった。自炊は面倒くさがらない。洗濯掃除もきちんとやる。パソ
コンに熱を入れるが、自分にもそこそこ気を配る。考えてみれば、時間的余裕がなけ
れば個人的パソコンライフの充実はないし、好きなことをする時間を捻出するには自
己管理能力も必要なはずだ。ただ、彼らは時折見舞われるドライアイ、肩こりに不安
を覚えていた。自分は平均より濃密なネット・パソコンライフを送っていることを自
覚しているからであろうか。数人のサンプルでは「パワーユーザー」は「健康志向」
という因果関係をこじつけることはできまい。追求は続く。

ファストフード漬けの人と健康に気を配る人を比べて、ファストフード漬けの人は
Windows OSのように故障しやすいという結論が出ると思う。でもWindowsはすぐ立ち
直るし、故障原因もわかりやすい。逆に頑丈なマックは、壊れたらなかなか立ち直ら
ないね。と言う人が居た。人間もそうなのかな。