ヒマヒマバブル絶好調道の川柳・森川晃

亀山連結線 3




亀山連結線工事手順。
取材時はSTEP2で、STEP3への準備期間中だった。

◆図4
亀山連結線関連の接続模式図。
左側が現在(2003年4月)で、右側が2005年頃である。
なお、鈴鹿TBは亀山PAから7キロほど四日市寄りの本線に設置されている。亀山 
連結線の完工時には、鈴鹿TBは撤去される。
 亀山連結線は、高速道路本線の主軸を変更する大規模な改良なので、工事は段階を 
経て順次現状の走行レーンを変更していく。(◆図3を参照。)
 7回の変更で完工する。それぞれのレーン状況はSTEP1からSTEP8までに 
図解されている。取材時(2003年1月)はSTEP2で、STEP3の準備中だ 
った。
現状の主軸は東名阪自動車道から名阪国道への連続区間で、名古屋方面と大阪方面が 
本線である。亀山連結線完工後は、東名阪自動車道から伊勢自動車道へ、名古屋方面 
から伊勢方面が本線になる。(◆図4を参照。)

◆図5
亀山連結線関連の本線迂回区間。(STEP2)
図中の番号は、本報告の画像番号である。すべて上り線本線での撮影であるため撮影 
方向は北側(図の上側)である。

 STEP2の通行帯規制区間の迂回ルートを亀山ICから亀山PAまでの東名阪自 
動車道上り線の状況を紹介する。(◆画像1から◆画像13を参照。)
STEP2では上下線が並行しているので下り線の状況も見ることができる。(ST 
EP3以降は上下線が分離する。)

◆画像1
亀山市太岡寺町
名阪国道(R25)亀山IC
亀山大橋(鈴鹿川)北詰から亀山IC、四日市方向をのぞむ。
画面左側の橋脚が亀山連結線。
(2003年1月11日、著者撮影。
 以下のすべての道路画像は、同日同条件で撮影。)

◆画像2
亀山市太岡寺町
東名阪自動車道亀山IC
R1(国道1号、東海道)オーバークロス部から東名阪自動車道起点をのぞむ。
画面左側の高架橋、および擁壁が亀山連結線の工事区間である。

◆画像3
東名阪自動車道亀山IC
東名阪自動車道上り線本線への亀山ICランプ合流部。このランプはR1関町方向か 
らの入口である。
高速本線の用地は、亀山連結線に譲るため大きく東に振れる。工事が進行してSTE 
P4になると直進に戻る。連結線工事中は完工時よりも広いエリアが必要ということだ。

◆画像4
東名阪自動車道亀山IC
亀山IC直北の迂回区間。◆画像3で右に振れて、この区間ではしばらく直進する。 
この先で左に触れる。この付近は、完工時には亀山IC料金所が設置される。

◆画像5
東名阪自動車道
亀山IC直北(料金所設置箇所)の迂回区間から左に振れて、現道の本線とクロスし 
て、さらに西側に振れる。次の迂回は、亀山直結線分流合流部、および亀山PA接続 
ランプの工事用地確保のためである。
 亀山ICは、鈴鹿川の左岸脇にある。したがって、前後の台地から見れば谷地にあ 
たる。つまりサグである。特に四日市方面の標高は高いので、亀山PAから亀山IC 
にかけて長い勾配区間になる。東名阪自動車道下り線からは長い下り坂で、時速80 
キロ制限の東名阪自動車道から時速60キロ制限の名阪国道に移行するのはかなりき 
びしい減速が強いられる。交通量が多いので杓子定規な減速は危険を伴うので、あま 
り減速していないようだ。それでもこの長い下り坂で逆に加速することはないので、 
案外良いアクセントになっている。逆に上り線は長い上り坂になる。時速60キロ制 
限から80キロ制限の高速道路へ規制緩和されるが、この坂のせいで急加速されるこ 
となく亀山PAに至る。

続く