ヒマヒマバブル絶好調道の川柳・森川晃

東海北陸道の全通効果(広域編)4



2)東北自動車道
 東北自動車道は川口JCTが起点になる。ここには首都高速(S1)川口線だけで 
なく、東京外環自動車道も接続している。東京外環自動車道は大泉JCT以南が未開 
通である。東名高速道路、中央自動車道から環八通りを利用して大泉ICから東京外 
環自動車道で川口JCTに至るルートも考えられる。ところが、環八通りの所要時間 
のばらつきは首都高速よりも大きい。首都高速の渋滞が特異な状況でない限り平日昼 
間の利用は好ましくない。したがって、このルートの想定は避けた。

◆図1
東北自動車道、東京外環自動車道、首都高速(S1)川口線
川口JCT
 帰省、行楽シーズンのピークには断続的に福島までの区間が渋滞するが、平日は慢 
性的に渋滞することはない。高速道路としては理想的な構造と言える。宇都宮ICま 
でが6車線で、以北が4車線である。(◆画像4)

◆画像3
東北自動車道 蓮田SA
(2002年12月27日、著者撮影。)

◆画像4
東北自動車道 羽生IC付近
(「高速道路と自動車」(高速道路調査会発行)1993年9月号から引用。)
 東北自動車道の制限速度は平野部で100キロ、山間部などで80キロである。 
80キロを上回る平均速度で、距離に比例した所要時間が算定できる。
 郡山JCTで、磐越自動車道と接続する。(◆図2)

◆図2
東北自動車道、磐越自動車道
郡山JCT

続く