ヒマヒマバブル絶好調道の川柳・森川晃

マンハッタンの高速道路ネットワーク3





◆航空画像3
FDRドライブ。(バッテリーTNアプローチ。)
1960年1月25日撮影
(「NEW YORK IN AERIAL VIEWS」(Edward B Watson 1980年発行)から引用。)
 ◆航空画像3は、◆航空画像2のエリアをイースト川左岸のブルックリン地区から 
撮影している。1960年にはイースト川右岸のFDRドライブが開通している。画 
面左側がマンハッタン最南端でFDRドライブはイースト川岸からハドソン川岸に移 
る。南端のバッテリーパークはトンネルで抜けている。

 ◆航空画像4は、◆航空画像 
1のエリアの17年後である。ブルックリンバッテリートンネルのアプローチが見え 
る。また、ハドソン川左岸のウエストサイドハイウエイの高架区間も見える。なお、 
画像右側に続くFDRドライブとウエストサイドハイウエイ、それにブルックリンバ 
ッテリートンネルは平面交差(T字交差)で接続している。

 ウエストサイドハイウエイの高架は本線が延長できるかたちになっているので、こ 
の交差点の立体交差化は可能と考えられる。

◆航空画像4
ブルックリン・バッテリーTN(トンネル)アプローチ。
ウエストサイドハイウエイ。
1963年5月3日撮影
(「NEW YORK IN AERIAL VIEWS」(Edward B Watson 1980年発行)から引用。)

◆航空画像5
ブルックリンブリッジ。
FDRドライブと直結路が半分だけ開通している。
1963年5月3日撮影
(「NEW YORK IN AERIAL VIEWS」(Edward B Watson 1980年発行)から引用。)
 ◆航空画像5は、◆航空画像2の17年後である。既設のブルックリン橋にFDR 
ドライブが立体交差で接続している。交差施設は吊橋構造の都合で、ブルックリン橋 
のマンハッタン側の袂まで大きく迂回している。

 ところで、ブルックリン橋は、左方向がマンハッタンで、ニューヨーク市庁舎を含 
むパークプレイスに至る。右上方向がブルックリンで、イースト川左岸でブルックリ 
ンクイーンズパークウエイに接続している。イースト川右岸のFDRドライブは、上 
方向がミッドタウン方向で、右方向がダウンタウン方向である。

 ◆航空画像5の両高 
速道路のジャンクションを見ると、FDRドライブはミッドタウン方面のみ直結して 
いることがわかる。ブルックリン橋は、一見マンハッタン方面のみの直結のようだ 
が、先述のように大きく袂まで迂回するランプによりブルックリン方面にも直結して 
いる。(◆航空画像7を参照。)

 現在は、FDRドライブのダウンタウン方面にも直結するフルジャンクションにな 
っている。マンハッタンの限られたスペースに設置する複雑な構造のジャンクション 
であるため、2工程に分割して建設されたようだ。

◆航空画像6
FDRドライブ。
バッテリーパークTN区間。
1963年5月3日撮影
(「NEW YORK IN AERIAL VIEWS」(Edward B Watson 1980年発行)から引用。)

◆航空画像7
ブルックリンブリッジ。
マンハッタン側取り付け部。
1976年9月19日撮影
(「NEW YORK IN AERIAL VIEWS」(Edward B Watson 1980年発行)から引用。)
 FDRドライブのマンハッタン最南端のバッテリートンネル区間とイースト川右岸 
の高架区間との短い区間に平面交差区間が存在している。◆航空画像6の下半分はバ 
ッテリーパークで、公園の上にFDRドライブのトンネル出入口が見える。この延長 
線に高架区間があるが、その間でブロード通りと平面交差している。ただし、FDR 
北行きには連絡していない。

 ◆航空画像7は、ブルックリン橋のマンハッタン側取り付け部分で、複雑な線形の 
ランプで各方面に接続している。右側の2つのきついオメガカーブは、いずれもFD 
Rドライブとブルックリン方面の直結ランプである。下側がブルックリン方面からF 
DR各方面への直結ランプ、上側がFDR各方面からブルックリン方面への直結ラン 
プである。

続く