ヒマヒマバブル絶好調道の川柳・森川晃

東北地方中きた部・視認メモ.090922-3



(6)秋田中央道路

 JR秋田駅をくぐるかたちでCBD地区を東西に貫通するトンネルである。秋
田市には申し訳ないが、地方都市にしては大都市並の大胆な構造物で、施工前か
ら関心があり、工事中を含めこれまでに数回訪れている。昨年、西から東に走行
しているので、今回は逆方向に走行する。東から西に走行すると、途中に中央街
区へのオフランプの分岐を視認することができる。単トンネルの対面通行なの
で、昨年もこの分岐は視認しているが、やはり正方向から見ておかなければなら
ない。

◆写真4
秋田中央道路 山王アプローチ
山王大通(竿燈大通)地下から山王十字路方向をのぞむ。
(2009年9月22日、著者撮影。)
(7)国道13号神宮寺バイパス

 大仙市神宮寺の市街地を迂回する国道13号のバイパスある。秋田県内で最も
交通量の多い区間は横手市と秋田市を結ぶ区間で、この区間の秋田自動車道は当
初2車線の対面通行で開通したが、交通量増大により現在は4車線のフル規格に
改良されている。一般道の国道13号も複数のバイパスで市街地を迂回してい
る。神宮寺バイパスは、大曲バイパスと連続するかたちで大仙市の市街地をすべ
て迂回する。今回走行したのは玉川橋から西田交差点までの3.3キロで、
2007年9月23日に開通した。玉川橋北交差点から秋田新幹線のオーバーパ
スを経て、平面区間で西田交差点に至る。
 部分開通のせいか、交通量は少なめでバイパスとして十分な機能を果たしてい
ない。
 とりわけ着目すべき点が見たらないと思うかもしれないが、そうでもない。西
田交差点から先は、大浦沼を渡る区間を経て、再度秋田新幹線を越える構造のた
め、都市高速道路のような高架が連続するのである。この区間の様子を既存の国
道13号から視認できると考えていた。
 ちなみに、この工事区間は、2009年10月24日に開通する。また、出か
けなければならない。

◆写真5
国道13号神宮寺バイパス
西田交差点から大坪方向をのぞむ。
(2009年9月22日、著者撮影。)
(8)国道105号岩谷道路

 日本海東北自動車道の大内JCTを岩谷道路側から視認しておきたかった。日
本海東北道本線はすでに走行済だが、やはりジャンクションは下から見ておきたい。

◆写真6
岩谷道路 大内JCT
岩谷方向から日本海東北自動車道大内JCTをのぞむ。
(2009年9月22日、著者撮影。)
 ジャンクションだが、交通量が少ないせいかダイヤモンド型のシンプルな構造
で右折ルートは平面交差になっている。

(9)日本海東北自動車道 仁賀保IC

 現在は両前寺仮出入口で国道7号に接続して終端になっている。昨年走行した
ときは、正式な出入口である仁賀保ICへの延伸は当面施工しないかのように片
づいていた。しかし、WEBサイトなどで調査すると進捗はかなり進んでいるよ
うだ。是非視認しておきたい。
 
 両前寺仮出入口の南側で国道7号は大きく拡幅中で、大胆な車線規制を実施し
ている。これが仁賀保IC接続地点である。仁賀保ICまでは早期に開通すると
考えられる。しかし、その先、山形自動車道の酒田みなとICへの接続には随分
時間がかかりそうだ。

 
◆おまけ

 当日昼前、花巻温泉紅葉館バラ園に立ち寄った。

◆写真7
 加藤健二郎氏の勇姿。
(2009年9月22日、著者撮影。)


旧友の東長崎WEBサイト主催、加藤健二郎だ。

花巻温泉バグパイプ参考画像

 初めてバグパイプの生演奏を聴いた。思ったよりも大きな音で、園外にも聞え
ていた。ソロ演奏にも関わらずなかなか迫力のある演奏だった。最初はアポなし
対面で演奏に支障があってはいけないと離れて聴いていて、最後の1分くらいで
前に出た。しかし、それは杞憂だった。彼は、そんな感傷には無縁のプロミュー
ジシャンなのだ。
 取材中は気が張っているので、なるべくそれ以外のことを除外しているのだ
が、たまにはこのような趣向もよいものだ。
 当日は山形県酒田市に投宿した。実はここには馴染みのラーメン店がある。全
国すべてのラーメンを食べ歩いたわけではないが、なぜか「こだわりラーメン
哲」は癖になる。自宅から800キロ離れているのでなかなか行けないが、これ
で3回目だ。

 取材ツアーは分刻みのタイトなスケジュールである。そのため花巻温泉への旅
程は明確で、到着時刻も決めている。それでも、余裕を持った運転を心がけた
い。もし、対面を約束し、到着時刻を伝えれば、間に合わせなければならない。
児戯に等しい旅程で事故は起こしたくない。約束しなければ、何らかの都合で遅
れた場合、対面予定を落としても気にならないので、アポなしとした。まあ、本
当はサプライズの方がおもしろいと思ったことが大きいのだが。

(2009年10月5日、脱稿。)

続く