ユダヤ式Ｗｈｙ思考法〜石角莞爾


　ユダヤ人の思考法をユダヤ教徒になった日本人が紹介した内容。
カトケンとしてすごく新発見だったことは
「なぜ、ユダヤ人は嫌われ迫害され続けてきたかのか」
その理由の根本原因に近いものが見えたこと。

　本書では、個々のそれら要因が嫌われる原因だとは書かれていないが、
それは著者が日系ユダヤ人であるがゆえに、気づいていず、
どちらかというとユダヤ人の優れてる面として説明している。
「こんな思考法やってたら、そりゃ、世界から嫌われて迫害されるよ」と、
日本人ならかなり偏差値低い人でもわかることを淡々と誇らしげに
書いているところが、ユダヤ問題を知る上では、なかなか良い本だ。

　具体的にどの部分のどのような思考法が、ユダヤ人が嫌われ迫害される元にな ると感じたかは、ここでは挙げないことにする。というのは、それを書くと、ユ ダヤ人迫害を肯定するコメントになってしまうから。そして、カトケンの個人的 好き嫌いとしては、ユダヤ人のその思考法けっこう好きだから。

　でもね、ユダヤ人はせっかく頭いいんだから「なぜ、ユダヤ人は嫌われ迫害さ れるのか」を、「ユダヤ式Ｗｈｙ思考法」によっさて解明したほうがいいと思う よ。それとも、天下のユダヤ人にとっても「なぜユダヤ人は嫌われるか」は、
タブー領域＝思考停止かな？
　へにゃへにゃ能天気な日本人思考法に学ぶといいかもよ。