バグパイプ>どこでもパイパー | 東北 | 東日本大震災

雪国の餅つきバグパイプ大会



クリスマスには雪景色はダメだったが、
この日の気仙沼は雪化粧。
この日、実はクリスマスより1週間以上前の12月15日。
地元の人は「雪はイヤだ」と言うが、東京から観光気分で行ってるカトケンは、
「せっかく寒いんだから、雪景色になってきれないと絵的に寒そうじゃなくて損
した気分」ってんで、雪の日は朝早くから散歩。
自動車のタイヤの跡がまだ増えない早朝に撮らないとこういう写真にならないも
んね。
餅つき&バグパイプのセットは、もう気仙沼の文化だね。
バグパイプの行進曲調が始まると、餅つきの腕もテンポよく動きだしちゃう。
朝は雪一面だったけど、日当たりの良いところは、こういうふうに融けちゃって
る。ねっ、だから、雪の写真は朝早起きしないと綺麗じゃないんだよ。
でも、日陰にはちゃんと雪は残ってるので、雪のあるところで記念写真。
雪を嫌がるのは大人。雪で喜ぶのは犬と子供。
集会所では、テキパキと餅が味付けされて皿に盛られていく。
今回のイベントに参加できなかった不在家庭にもお餅を配ることにした。
ここの仮設住宅はこのような仲間意識チームワークが良い方で、こういう仮設住
宅ばかりではない。
五右衛門ヶ原には、3つの仮設住宅群があり、その中で最も規模の小さいのが、
ここテニスコート仮設住宅で、規模が小さいこともあり、ここは、他2つより
も、居住者同士のまとまりが良いといわれている。大きい仮設、小さい仮設に、
それぞれの悩みがあるようだ。
復興商店街や仮設住宅などでの気分高揚イベントをトレンドにする先頭牽引役と して、バグパイプ隊が各地に轟音を響かせることになった。バグパイプがすでに 通った復興商店街やその他会場では、他のジャンルの催しもやりやすくなってます。
-----------------------------------------

最近は、バグパイプが先頭牽引役ではなく、バグパイプが便乗させてもらってま
す。もはや牽引役は、被災者たち自身という時勢です。
気仙沼駅発、一ノ関駅行きの大船渡線沿線は、絵になる雪国景色でした。

続く