インフラ海外拠点東ヨーロッパ

セルビア警察の日

(撮影/文、ベオグラード在住HOS吉田)


2007年、5.27はべオグラードで「警察の日」と題して、アトラクションショーが開催
された。物凄い猛暑だった。
警察特殊部隊(ジャンダルメリア)による武器の展示、この特殊部隊はあまり詳
しくは明らかにされていないが、2001年に発足、国内の治安回復による紛争介
入、対テロ部隊などのグループも存在している。内務省は相当な予算を使って外
国からの武器・装備の輸入をしており、多種多様な膨大な武器を保有しており、
一年ほど前にある僕の同僚が対テロ訓練を行っている現場を撮影したことがあ
り、アメリカ・イギリス・ドイツ・フランスなどから優秀な対テロ特殊部隊の教
官を派遣してもらい
日夜過酷な訓練・戦術研究をしていると言う。
何処製のジープか詳しくないので分からないが、装甲車並の迫力がある。
内戦華やかなりしころに使用されていたセルビア治安警察部隊の旧迷彩服。現在
は新隊員の訓練で使用しているのみで、4年位前から紺一色のユニフォームに変
更された。
覆面姿が物々しい。以前、ある殺人事件の現場を撮影していた所、このメンバー
と思われる隊員らが現場封鎖して完全武装で警戒にあたっていたのを近くで見た
ことがある。覆面をしていてすごく威圧感があって物々しい。僕はその時ある一
人の隊員に近寄ってタバコを差し出して吸いませんか?
と聞いたことがある。しかし、「消え失せろ」と怒鳴れて退散する羽目になった。
格闘訓練も盛んにやっている。
police
僕も銃を手にしてみた。小さいマシンガンだが持ってみるとかなりゴツイ。
光学照準器を覗くと中心に赤いレーザーの点が光っていて話を聞いたら素早い
照準が可能とのこと。銃に関してはあまり詳しくはないので、ガンマニアの方々には
申し訳ないかもしれませんが、確かこれはヘッケラー&コッホ社のサイレンサー式の
MP5ではないでしょうか?
ドイツから輸入したものらしいが、セルビア国内でも製造していると言う。
マシンガンの数々。FAMASやM16もある

続く