平成２１年１０月１５日１５年振りに来日した、米空軍アクロバットチーム「サン
ダーバード」が航空自衛隊千歳基地へやって来た。北海道へは初上陸である。

世界最高峰の技術と言われるアクロバット飛行は、全国からその曲技飛行を見るため
千歳基地へ観客が訪れた。
その頃私は、１１旅団レンジャーの取材や特科団の射撃、そして第７師団の戦車射撃
競技会の取材と忙しい毎日であった。

特に１０月１２日からの戦車・ＦＶ射撃競技会取材と１１旅団レンジャーの行動訓練
開始とが重なり、その戦車射撃の取材を切り上げ取材に行ったのが「サンダーバー
ド」の取材であった。

これを決めたのは今年一緒に取材を同行している、映像作家の小島肇氏の決定事項で
あった。
しかも戦車射撃の最中に電話一本でマスコミなどのメディア公開を兼ねて行うリハー
サル取材を決めたのだ。

親分は小島肇氏なので従う外はない、翌日も続く戦車射撃の取材を急遽断念した。
１４日はそのため航空自衛隊へ行くことになった。