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2002年9月25日:写メール・シェルコの日記

潜入!イタル・タス

深夜1時、イタル・タス東京支局の鉄の扉は固く閉ざされていた。
イタル・タスといえば、ロシアの国営通信社で、
ソ連時代は恐怖政治と謀略を象徴した諜報機関KGBの活動拠点だった。
満身の力を込めて扉を引くと、ゆっくりと開いた。
無施錠であった。
いや、無施錠というわけではない。
こんな時間にも、営業していたのだ。
ひとり支局を守っていたのは、シューリク特派員だった。
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 イタル・タス東京支局特派員・シューリク記者
シューリク特派員に餌を進呈し、トイレを掃除して差し上げると、
こころよくのどを鳴らして、支局を案内してくださった。
シューリク特派員の優秀な助手として、
彼の身の回りを切り盛りしている美女は
誰あろう、タスギャル・ヨーコ同士だ。
このように、シューリク特派員は幸せな赴任生活を満喫しているのであった。
いいなあ。
私もシューリクになりたい。