ヒマヒマヒマヒマモード

小泉純一郎が来るぞ!




「10月31日 小泉純一郎が来る!」と書かれた紙が、前夜の溝の口駅前に貼り出された。
当日は、たまたま通りかかった人も、どんどん溜まって、17時には5千人くらい集まっていた。
	  
夕飯の支度途中で帰れなくなった主婦が、子供に「小泉首相が来るっていうから帰れないわ。
炊飯器スイッチいれといて」と電話してたり、「選挙権ねえよ」と言いながらも高校生がじっと
写メール構えて待ってたり、一足先に会場入りしたSPは子供の機嫌とったりで、大騒ぎ。
近所に有名人が来るのに慣れてないから、ギャルたちも誘い合って見物に来るし。

「まだまだ来ませんから押さないでください」
「今、第三京浜です。もうちょっとです。押さないで」
「さ、前の人たちは後ろから押されて倒れないように頑張ってくださーい」
さあ、来るぞー。
ココは本来タクシー乗り場へのエレベータだから、タクシーで来た人が何も知らずに上ってくる。
扉が開くたびに空振りだった出迎え陣は、「やっと本物だ!」と気合をいれていた。なのに、
またしてもコイズミくんの姿が見えないぞ。すでに18:30すぎ。
あー、奥に隠れてました。いや、周りが大きいのか。
速攻で壇上の人になってたよ(矢印の先の赤いネクタイ)。
	  
今回から新設された神奈川18区は、昔はコイズミくんの選挙区の一部だった。
「なんてったってコイズミ」などと、わかりやすすぎるキャッチフレーズで、
アピールしてたっけ。新人候補の応援演説に、こんなとこまで来るんだね。
番記者ご一行様は、録音しながらしこしこメモして。たまに、地べたで原稿書きしてたけど、
地面には気をつけてね。ここはハトの遊び場だから。
	  
ところで、コイズミくん、声枯れてるなあ。
演壇の後ろのビルは特等席。
顔見世だけだと思われてたコイズミくんは、30分ちかく枯れ声で絶叫してて、
聴衆と見物客は、予想外の長さになぜか動揺。
「餌をあたえないで」の貼り紙は、ハトのためです。念のため。
え、それならライバルつぶしの注意書きだって?
そして、手を上げてるのは、ホールドアップじゃないよ。
「じゅんちゃーん」の声援に応えてるの。
1階に下りて、車に向かいながらも両手を振って。
祭りの後は、TBSがカメラを回し、
警官たちは警備お疲れ様のミーティングかな。