ヒマヒマヒマヒマモード東長崎外(国内)北海道

戦車兵神博行の札幌散歩16

(札幌雪輸送開始式)


ミスさっぽろ
自衛隊幹部の参列


『札幌雪輸送開始式での新生「第11旅団」』

平成21年1月7日北海道札幌市大通り公園に於いて「さっぽろ雪まつり」の雪
輸送開始式が行われた。
平成20年3月に11師団から11旅団へと改編された初めての「さっぽろ雪ま
つり」の雪輸送である。
11師団から11旅団改編の取材以来久し振りに11旅団の取材に行った、元二
等陸佐の方が映像を撮影するのでそのお手伝いであった。

ここに書きたくても大人の事情でちょっと書けない諸事情があり、自衛隊取材を
しばらく行ってはいなかった。
11月に「北部方面隊戦車射撃競技会」の取材行ったのが半年振りの自衛隊取材
であったが、「軍事研究」3月号に詳しく書いているので是非呼んで欲しい。

そんなこともあってお手伝いとして取材に行くことになった、ミリタリー関係の
取材は全くないが、一般の報道関係者はとても多かった。私は三脚を持つのが仕
事なので撮影中は暇なのでデジタルカメラと一眼レフを持って撮影をしていた。
第11旅団音楽隊が「第11旅団の歌」を演奏&唄で報道関係者をもてなしていた。
自衛官が歌っている姿を見ながら「この歌聴いたことがある、いや歌えるぞ」と
思ったら、「第11師団の歌」の歌詞を一部替えて「十一師団」と歌うところが
「十一旅団」と替えていた。

ちなみに同じく去年第3施設団から北部方面施設隊へと改編された方面施設隊は
新しい隊歌をなんと「つのだ☆ひろ」が作り披露していた。そこに方面輸送隊や
方面施設隊のダンプ中隊などの車輌と隊員が参列した。ダンプ中隊の中隊長は小
柄な女性自衛官の1尉だったのが印象的であった。

雪まつり実行委員会とミスさっぽろまで来ての雪輸送開始式が始まった。
ちなみにミス札幌は年々応募が減り見直しが行われるそうだ。
おばちゃん達になんか贈呈されたり、交通安全の宣言をしたりと式典は進みいよ
いよ荷台から雪を降ろすメインイベントが行われ、ベストポジションへ各社のカ
メラマンが走る、もちろん私はかなり良いポジションを陣取る。
手前のダンプの雪が落ちない。


3台の自衛隊車輌が一斉に荷台を上げ雪を降ろそうとしたが、一番端の私の目の
前の車輌の雪が落ちなかった。撮影していると目の前の情景もファインダー越に
しか見ていないので、ふとファインダーから目を外すと私の直前までダンプが
迫っていた、しかし周りはカメラマンに囲まれとても動けない。

下手に動くと多のカメラに写り込んでしまうし、人が多くて身動きが取れなかっ
た、危ないと思ったが誰も気づいていなかった。絶体絶命かとおもったが幸い雪
が落ちなかったので安全な位置に這って避難し撮影した。
目の前で落ちなかったダンプの雪が落ちた。


この会場は18普通科連隊製作の日本のお城浜松城で、他に11戦車大隊、施設
中隊、通信中隊が参加している。11戦車大隊へ行くと1曹二人が作業してい
た、二人は私を見て「今日は戦車はないよ!」と笑っていた、かつて同じ中隊で
勤務した先輩であった。

「上級陸曹が二人して作業とは人がよほどいないんですね」と憎まれ口を叩いた
ら「本当に減っていないんだよ」と改編後の苦労を知った思いがした。

会場には数少ない同期が居た、旅団司令部いる某三佐だ、新隊員後期教育で一緒
だったが1士の時に一般幹部候補生で幹部になった同期で一番の出世頭だ。

11旅団に改編されてから初めての雪まつり、人的にはかなり削減され苦労も多
いだろうが、雪まつりは北海道だけでなく世界中から観光客が来て自衛隊をア
ピールする大きなチャンスだ。

今年も素晴らしい雪像を期待していますので自衛隊さん頑張って下さい。
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続く