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北方遊撃隊の巻 しっぽ編

(写真、文/神博行)


 「北方遊撃隊」

日本で戦車を削減し特殊部隊が増えている。その中でも空挺最強を唱える人達も
認めるであろう冬季の戦闘のエキスパートを養成する部隊があるのを御存知だろ
うか?
「冬季戦闘のエキスパート」

真駒内駐屯地の11戦車大隊に勤務していた頃、隊舎の半分は冬季戦技教育隊、
通称「冬戦教」が入っていた。ここは冬季オリンピックに出場するようなバイア
スロンの選手を育てているのが表の顔?だが、裏の顔?(私的には表の顔なのだ
が)は日本唯一の冬季レンジャー、北方遊撃の教育をしている。冬季レンジャー
は夏のレンジャー有資格者でスキー検定1級が最低条件である。

詳しいことは書けないが、冬季レンジャーは野性的な人達が多い印象がある。私
が戦車で操縦手をしていた頃、砲手の3曹がこの北方遊撃出身だった。いろんな
話を聞いたが冬季の訓練で夜間一緒に歩哨に立っていた時のことである。

突然、広報で気配を感じ誰何したら、3曹は聞いたこともない鳴き声を発した。
すると気配のする方向から返事をして来た、狐と会話していたのである。詳しい
話は「戦車に乗ったら目の色変えろ」の単行本を参照されたい。
「北方遊撃隊にはしっぽがあった!?」


私は北方遊撃隊を見てそんなことを思い出してしまった。なぜなら遊撃隊員にの
尻にはしっぽがあったのだから、「そうかやっぱり・・・」変な納得をしてし
まった。
 
「精強北方遊撃隊」

30s以上の荷物を背負い、尻からしっぽ生やした北方遊撃隊の勇姿は頼もし
い。厳寒の中、北方遊撃隊は林内に消えて行った、熊より怖い精強北方遊撃隊の
強さの秘密はしっぽにあった!?