ヒマヒマヒマヒマモード |西ヨーロッパ

ステンドグラスのCHANGE




CHANGE!といえば、オバマ大統領。だが、フランスはボース平野の
シャルトルという町にCHANGE通りという名の路を発見。
路地の入り口には、ちゃんと両替屋のCHANGE看板が存在感をアピールしている。
CHANGEの横のステンドグラス・マークは、どっかで見たような気がするが。
向かいの建物の中にありました。ステンドグラスの左下のヒトコマです。
天秤で量ってるね。これが銀行の始まりの営業スタイルだ。
こんな立派なステンドグラスのいちばん下の段が、そのグラスのスポンサー
のコマになっていた。つまり、広告だね。

よく見ると、他のステンドグラスの一番下段にも広告が。
上のノアの箱舟がテーマのステンドグラスは大工さん、下は石屋さんか。
こちらは靴屋だろうか。
黒くつぶれているコマは、修復のために取り外されているガラスだ。
 
スポンサー広告付きのステンドグラス、といっても侮るなかれ。
シャルトル・ブルーで有名な世界遺産のシャルトル大聖堂のステンドグラスなのだ。
画像中央の上部赤い背景の中に座るちょっと薄いブルーの聖母像に使われているのは、
大火事を奇跡的に免れた、12世紀のコバルトによる美しいブルーのガラスだ。

大火事で左の尖塔が消失したため、この大聖堂は、右は12世紀創立当初のロマネスク
様式、左は16世紀のゴシック様式という左右非対称の2つの塔の珍しい建物だ。
尖塔に登るせまーい階段があるので、塔頂上の鐘楼でバグパイプを鳴らしたら、
町中に聞かせることができるかも?