なんとなく感想文 | ヒマヒマ |バブル絶好調

再燃、山路徹バブル/2011年末




またまた、元APF通信社・ニューヨーク特派員だった坂本慎平です。

なんと山路さんが今月、立て続けに2冊目、本を出しました。
  『修羅場を生き抜く力』(光文社)。一年前の不倫騒動を振り返りつつ、いま
バラエティ番組やクイズ番組に出るようになった転身ぶり、その体験が赤裸々に
つづられています。

山路徹不倫バブル1冊目
  笑いを誘うタッチで書かれていますが、その行間の奥に、メディアバッシング
の標的になった彼だからこそ見えてきた、メディア集中報道の危うさも読み取れ
ます。メディア報道は一歩まちがえると凶器ですね。
  その点で、東長崎機関と縁の深い、我が畏友・安田純平がイラクで地元の武力
勢力に身柄拘束された際、日本のメディアが展開した「自己責任論」の暴走と重
なります。
  この本は、山路さんが自分自身のこと、またメディアの集中豪雨的な報道の問
題点などを取材したルポルタージュといえましょう。

                (写真/文:坂本慎平)

<なんとなく感想文>
続く