活動活動報告

チェチェン戦争映画、トークショー&音楽




映画「チェチェンへ〜アレクサンドラの旅」公開記念イベント。

トークショー出演:
吉川正文/若木康輔/常岡浩介/重信メイ/加藤健二郎
会場は、六本木スーパーデラックス。観客は意外と多く72人くらいだった。
だけど、「意外と多い」と感じたのは、バグパイプカトケンだけで、
人気者人生を驀進中の常岡浩介くんは「ええっ、たったこれだけ?」って悲しそ
うな顔していた。人気者って辛いのね。カトケンなんか、自分の人気だけでは
10人も集められません。
日本赤軍リーダー重信房子の娘として有名な重信メイちゃんの隣で、ロシア軍の
戦術や特徴について呑気なトークをするバグパイプカトケン。
重信メイちゃんの隣ということで、常岡浩介くん、気合いはいった。
だけど、重信メイちゃんが喋りはじめてこのシーン、常岡くんもカトケンも、メ
イちゃんからの距離が離れちゃってるよ。突き飛ばされた?

いえいえ、トーク内容での迫力負けです。

戦場突入野郎のカトケンが「弱い民族が自民族の犠牲を少なく自分たちを守るた
めには、大国の傀儡となって弱腰外交で生きる方法が間違ってるとはいえない」
と言うと、重信メイちゃんは「弱くたって戦う、弾圧されようと殺されようと戦
う」と、強い女闘士という感じの発言で反論。弱っちい戦場野郎なんか、迫力で
突き飛ばしてしまったのでした。

戦場体験というのは、積めば積むほど、軟弱外交容認する人間になってしまう。
それは、少々、差別されたり嫌がらせされたりしても、大虐殺されちゃうより生
きているほうがいいって感じるから・・・

というわけで、カトケンは、バグパイプ奏者になりました。
プロフィールに「チェチェン戦争体験者」を入れるの忘れてしまった。
チェチェン戦争へ行っていたのは、1995年2月、今から14年弱前。
カトケンが生まれたのは、第二次世界大戦終戦の15年半後。

つまり、今、カトケンが話すチェチェン戦争談って、自分が幼児だったころに第
二次大戦談をする元日本兵おじさんと同じような「昔話」ってことだね。そ
りゃ、プロフィールに入れ忘れちゃうこともあるか、昔話だもん。



【第二部・音楽ライブ】

マイア・バルー(VOCAL/FLUTE)
アヴドゥール智(BASS)
駒澤れお(PERCUSSION)
工藤丈輝(舞踏)
あがた森魚(ミュージシャン) 

2008年12月12日。
西麻布・六本木スーパーデラックス

主催:
太秦「チェチェンへ〜アレクサンドラの旅」

続く